秩父女子旅モデルコース・アラサーソロ秩父やってみた!

タイトルの通り、休日を利用して大月は一人秩父へと向かった。何故秩父に行ったかというと、駅でポスターを見かけたから、それから関西が好き過ぎるあまり関東の開拓をしていなかったので、もう少し関東にも目を向けてみようと思ったからだ。もし、秩父に行こうという人がいれば参考にして欲しい(一応言っておくが、あんまりためにはならない)。

大月の日帰り秩父コース

9:00 池袋から特急ラビューに乗車

10:30 西武秩父駅に到着

11:00 秩父今宮神社で護摩修行体験

12:00 秩父神社・少林禅寺へ参拝

12:30 小池カフェでランチ&コーヒーブレイク

14:15 御花畑駅から皆野駅へ

15:00 皆野町役場でレンタサイクル

16:00 秩父華厳の滝・水潜寺

17:15 レンタサイクル返却・皆野駅

17:45 西武秩父祭の湯

19;24 特急ラビューで池袋へ

20:46 池袋着

特急ラビュー@池袋

9:00 池袋から特急ラビューに乗車 サイトに登録して購入するとチケットレスでスムーズに乗車することができる。乗車券は別購入なので、大月はモバイルSuicaで乗車した。特に煩わしい手続きはない。まず特急ラビューに驚いたことは、窓がとても大きいということ。大月はここまで大きな窓を見たことはなかったので大興奮だった。開放感のある90分間が片道900円で手に入るのは嬉しい。あと、座席にはコンセントも完備されている、素晴らしい。

かっこいいロゴ
窓が広い!
旅に来たんだなとしみじみ感じる。

10:30 西武秩父駅に到着 大月は、神社や仏閣を巡るのが好きな方で、最近は龍神様のいらっしゃる様な水が清らかな神社に行きたいと願ってた。なので、この旅で一番の目的地はおのずとこの秩父今宮神社になった(「秩父 龍神様」と検索したら引っかかったので)。秩父今宮神社は、西武秩父駅からは徒歩10分程。この日はとても暑く、日傘を片手に汗を拭いながらの道中だった。道に設置されたモニュメントなどを見つつ小道に入ると、そこは秩父今宮神社。入口にご神木と池があってとても清々しい気持ちに。

幸運を招く龍のモニュメント

11:00 秩父今宮神社で護摩供体験 家の近くには龍神様をお祀りしている場所が中々なかったので、今宮神社に来られてとても嬉しい大月。早速神社の中に入ると無病息災祈願の茅の輪くぐりが。輪をくぐって本殿に参拝する。何か龍神様のお守りをいただきたいと思い、お守りを見ていると、白龍守が目に入ってきた。とても綺麗な白いお守り。大月は直感でこれだと思い授けていただくことにした。他にも、水みくじを購入&無料で水を汲む小さなボトルや池で洗ったお金を入れる袋などもいただいた。池に水みくじを浸すと大吉だった、いいことがありそうな気がする。池でお金を洗おうと思ったが、小銭をあまり所持していなかったので、ネックレスを洗ってみた。祓い給え清め給え…。

清々しい気持ちになれる、素敵な神社。

 境内を一通り回ったところで、本殿向かって右手に椅子に座る集団を発見。神社の方に何をやっているのか聞くと「これから護摩供をする」とのこと。300円を納めて護摩木に自分の願いを書き込み指定された場所に納めると参加できると言われたので、大月も「家内安全」と書き込み納めてみた。護摩供が始まると火に次々と護摩木がくべられていった。神社の方曰く「不埒?な願いは不動明王様に燃やされ、清らかな願いだけが天に届くようになっています」とのことだった。大月の願いは天に届いたのだろうか…。般若心経や真言を唱え、煙を浴びさせてもらい身を清めたあとは、普段立ち入ることの出来ない御神木に特別に触れさせていただけることに。樹齢約千年の命に触れさせていただき、流れ行く月日に尊いものを感じ、清らかな気持ちになった大月でした。

 ちなみに、何も知らずに行った大月ですが、この護摩供に参加できるのは第三日曜の11時からだけとのことだったので、相当ラッキーだったなと思いました。皆さんも秩父今宮神社に行かれる際は是非護摩供に参加してみて下さい。

目にご利益のあるお寺慈眼寺にも立ち寄りました
可愛い色の紫陽花が咲いている慈眼寺境内
秩父神社への参道。魅力的なお店が沢山。

12:00 秩父神社・少林禅寺へ参拝 秩父今宮神社に行き近くの観音堂を参拝後、急に旅の目的を失ってしまった大月。とりあえず御花畑駅の方に向かって歩いていったが、なんせ暑い。何か行政の施設的なところに椅子とトイレがあったので涼ませてもらう。座っている間に、駅でもらった地図を見て次に行く場所を探した。有名どころは秩父神社と公園。公園は芝桜が有名みたいだけど、夏は何が咲いているか分からなかったので、とりあえず神社に向かうことにした。秩父神社へ行く参道にはカフェやごはん処があって、川越を彷彿とさせた。秩父は川越よりももっと昭和レトロって感じが素敵だった。秩父神社は本殿の造形?と彩色が素晴らしかったので是非見ていただきたいと思う(言われなくてもみんな行くと思うけど)。参拝後そろそろ暑さでやられそう&お腹が空いてきたので、どこかお店に入ろうと参道を引き返していると、途中少林禅寺の標識が。滅多に来る機会がないので行ってみると、踏切の向こうに階段が見える。登ってみるとこじんまりとした素敵なお寺があった。境内にはベンチがあって、涼んでいる人もいらほらいて憩いの場という感じであった。

秩父神社
踏切の向こうの少林禅寺
昭和レトロを感じる。
小池カフェの建物は登録有形文化財。
居心地の良い場所

12:30 小池カフェでランチ&コーヒーブレイク 少林禅寺を出た後は、小池カフェに入店。こちらのカフェは、登録有形文化財の建物をリノベして作られており、店内は落ち着いた雰囲気の素敵空間。大月はおにぎり・酒粕豚汁セットにコーヒー・そして酒粕ティラミスを注文した。結論を言うとどれも美味しかった。おにぎりはお米が甘く、豚汁はコクのある味。コーヒーはスッキリと飲みやすいし、特にティラミスはすごく美味しかった(語彙力不足)。ホテルのティラミスと言われても分からないと思う、そういう甘さだった。最近母から「名建築で昼食を」というドラマを薦められて視聴していて、そこに出てくる胸がときめくような建築を「乙女建築」というそうだが、ここはまさに大月にとって「乙女建築」と言える場所だった。水まんじゅうなど他にも気になるメニューがあったので、また行ってみたいと思う。

酒粕豚汁とおにぎりのセット
絶品・酒粕ティラミス

14:15 御花畑駅から皆野駅へ 喫茶小池にいる間に観光マップを見た大月は「秩父華厳の滝」「水潜寺」「満願の湯」に目を付けていた。これらは秩父鉄道の皆野駅が最寄りなのだが、どれもバスで行かないと行けない距離で、かつ土日のバスの本数が5本とかのレベルなので、厳しいだろうと考えていた。そんな時に目に入ったのが、レンタサイクルだった。皆野町役場で自転車を貸してくれるらしいことを知った大月は早速皆野駅を目指す。しかし、ここでも問題が。秩父鉄道の本数が少なく、30分に1本レベルなので、駅での待ち時間が発生してしまうのだ。レンタサイクル17時までに返却だけど大丈夫かな…と思ったのは言うまでもない。

御花畑駅なのか芝桜駅なのか分からない駅
とても心惹かれる駅前の喫茶店

15:00 皆野町役場でレンタサイクル 皆野駅から徒歩10分程のところに町役場がある。しかし、日曜日は町役場が休みのため、レンタサイクルを借りる際は裏の通用口に行かなければならない。大月の行きたい場所はとても坂道になっているみたいだったので電動自転車を選択。3時間コースだと1,000円で借りられる。17時までに返さなければ行けないが、Google Mapsでは片道35分とあるので、きっと余裕で間に合うだろう。

荒川に掛かる青い橋

 …しかし、そう思った大月は甘かった。町役場のお兄さんと「暑いですね」などと言いながら「誰かレンタサイクルを借りに来たか」と聞くと、この日はまさかの大月一人だけだった。そりゃそうだ。だってこんなに暑いんだもの、西武秩父駅の近くではまだチラホラ見たけれど、こんな暑い中わざわざ皆野駅の方まで来てレンタサイクルに乗る人なんてそうそういないのだろう。ヘルメット装着と自転車の調整を終え、サイクリングを開始した大月。この後、とんでもない目に遭ってしまう。

とても夏を感じる写真だが、この後熱中症に…。

 町役場を出てしばらくはゆるやかな下り坂だったのに、荒川に掛かる橋を渡ったあたりからほぼ上り坂だった。一度も立ち漕ぎせずに行くことが出来たあたり、電チャリの威力は素晴らしかったけど、やはり身体には負荷が掛かっていたようだ。途中からかなり頭痛がひどくなってきてしまった。これは軽度の熱中症だ、非常にマズい。大月は水分を補給しようとしたが、少し前に飲み干してしまっていて、しかも周りに自販機もない。詰んだ。そうしている内にどんどん頭痛がひどくなり、しまいには軽い吐き気がしてきた。引き返そうかとも思ったが、何かが大月を突き動かし滝に向かわせる。そして、自転車を走らせること数分。ようやく自販機を見つけた。大月はここぞとばかりにお茶とスポドリを買って、その場でほぼ半分を飲み干した。

とにかく景色は良い。
暑くない季節ならレンタサイクルおすすめ。

16:00 秩父華厳の滝・水潜寺 吐き気を騙し騙し自転車を漕ぐこと40分。ようやく滝の入口に辿り着いた。滝の入口には無料の駐車場があるので、そちらに自転車を止めさせてもらった。滝まで数十メートルなのに、最後の上り坂が本当にキツくて、意識が朦朧とする中、何とか滝に到着。とにかく疲れ過ぎて、一度座るとそのまま15分動けなかった。滝を見て音を聞きながら、岩に座るアラサー女。そういえば、白龍様は滝にいることが多いと何かの本で読んだけれど、本当だろうか。残りのスポドリとお茶を飲んでいると、吐き気がなくなっていた。休憩が良かったのか、滝のパワー(涼しいから)か分からないけれどとにかく助かった。大月は休憩と水分補給の大切さを知った。

滝の前に座っている人もチラホラ。とても気持ち良い。

 秩父華厳の滝から600m程の所にある水潜寺は、秩父観音霊場34ヶ所及び西国坂東日本百番霊場の結願寺だそうだ。しかし、そんなことは全く知らなかった大月。大月が水潜寺に来たかったのは、写真で見て緑が素敵だと感じたからだった。滝から坂を下り、水潜寺へ向かう。その入口は他の場所と違い冷気が漂っていた。並々ならぬオーラ?を感じつつ参拝。境内を一通り回った後、ベンチで休憩。お守りなどを取り扱う授与所には人が並んでいた。結願証をもらうのだろうか。帰りに駐車場で自転車に乗ったら、おじさま達に「自転車かぁ〜!お疲れ様です!」と言われたが、もしかしたら、大月も礼所巡りをしていると思われたのかもしれない。

水潜寺。並々ならぬ冷気を感じる。
山百合が咲いている。
某生徒会の名前と同じく、清らかなイメージ。

17:15 レンタサイクル返却・皆野駅 そんなこんなで、帰り道はほぼ下り坂で、行きの熱中症が嘘みたいに吹き飛んだ。途中、満願の湯も見つけたが、こんな服がびっちょびちょで、これからまた自転車に乗らなければいけない状況で風呂に入りたくないなと思い見送ることに。余裕でレンタサイクルを返却した後、西武秩父駅に戻ろうとしたが、また秩父鉄道を待つことに。暑い…と言いながら30分、この日6本目のペットボトルであるポカリスエットを飲みながら駅のベンチで電車を心待ちにした。

下り坂最高。電チャリ欲しくなった。
無人駅のようだ。
趣のある駅舎

17:45 西武秩父祭の湯 西武秩父駅に帰ってきた大月。本当は名物のホルモンを食べたかったのだけれど、汗が尋常じゃないので、飲食店に行くのは気が引けてしまった(これはまた今度の機会ということで)。とにかくシャワーを浴びたかったので、駅前にある祭の湯へ。土日価格でタオル付き1,600円程だったが、この時浴びたシャワーの気持ち良さは一生忘れないと思う。色んな種類のお風呂があったけれど、大月が特に気に入ったのは露天にある「寝ころび湯」。石の枕に頭を乗せて、浅い温泉に寝転ぶのだけれど、これが絶妙に良い。空を眺め風を感じながら温泉に入れるってどんだけしあわせやねん―…辛くなったら温泉入りに来ようかなど思った。ちなみに、温泉に浸かった後また汗まみれの服を着るのは拷問に近かったので、夏のお出掛けには着替えを持っていくことを推奨する。風呂から出た後は、リクライニングシートでテレビを見たり、畳の上でゴロゴロしたり出来る。大月はこの間に帰りの特急ラビューを予約した。

西武秩父駅に帰還。
歴代の車両がかわいい。

19:24 特急ラビューで池袋へ 概ね気に入っている特急ラビューについて、一つ気に食わないことがあるとしたら、それは座席の向きである。飯能で進行方向が変わってしまうのだけれど、乗り物酔いが酷い大月にはちょっと辛かった。かと言って、後ろの人に「座席回転させてもいいですか」が言える程勇気がないので、飯能から一番後ろになる席を選んだ。この席だったら、座席を回転させても誰にも干渉しない(ちなみにどこの席を選ぶべきかすごく詳しく書いてくれているサイトがあるので参考にしてみて下さい)。こうして座席を押さえたので、あとは駅弁を用意するだけ。駅に何かあるだろうと思い店を見てみたが、名物の豚みそ丼弁当は売り切れていた。仕方ないので、秩父のおにぎりセットとコアラのマーチを購入。ラビューに乗り込み、秩父を後にした。さよなら秩父。また会う日まで。

少しでも秩父っぽいものを選んだ結果。

結論 …と、以上秩父日帰りコースを満喫した大月だったが、秩父はエリアが結構広く、見どころも沢山なので、ある程度テーマやコースを決めて行ったほうがいいと思った。大月の行き当たりばったり旅も面白いけれど、箱根とかと違って、観光のメインに持ってくるものが人によって結構違ってくるので、一人旅じゃなければ、尚更調べて行った方がいい場所かと思った。次はホルモンを食べたいな。気が向いたらまた一人旅しようと思う。

秩父旅オフショット

シカさん…
とても暑かった…この先に綺麗で涼しい公民館が。
黄色いポストかわいい。
山の方はひぐらしの声に、
まだ紫陽花が鮮やかに咲いていた。 
秩父が好きで移住してくる人もいる様。
確かにいいところだと思う。

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