しがないOLが300万円貯めるまで⑦意識改革☆レボリューション

しがないOLが300万円貯めるまで、略して「しがため」。今日はひっさびさの飲み会で飲み過ぎ食べ過ぎ、ミニマリストとは程遠い醜態を晒しておりました。

さて、今日のしがためのテーマは、意識改革。それもレボリューションと呼ぶべき大改革について。

大月、実は130万円くらいあった貯金を、一ヶ月で100万円切りまでにしてしまいました。何に30万近く使ったのかというと、美容費でした。

とあるラグジュアリーブランドにどハマりして、コスメからスキンケア、果てはヘアケアまで全てをそのブランドで統一したい!と考えた結果、百貨店で20数万近く散財。芦屋のご令嬢に憧れる大月も最初は、喜んで素敵な品々を使っておりましたが、段々と後悔が押し寄せてくるようになりました。

欲しい物を買って最高の気分の筈なのに、これらを使用する時常に「このワンプッシュが数百円するんだ」「本当に使い続けられるだろうか…」と不安な気持ちが一杯で、仕事中も月の美容費の計算をして「このペースだと3万以上だ」などと焦りを感じていました(仕事をしろ)。

そしてついに貯金が100万円を切ったとき、このままではダメだ。と折角集めたラグジュアリーブランドの品々をメルカリへ出品しました。

売った品物の利益の総額は47,000円。少ししか使ってないのに、5分の1です。

更に大月は何を思ったか、またスキンケア用品を集め始め、今度はルミネに入ってるレベルのブランドで揃えることに。そこでまたお金が飛びました。

今はそのスキンケア達に落ち着いていますが、自分の弱さと失った30万円が痛過ぎました。

そもそも身の丈に合わないものを買い続けるのは無理があるし、それを使ってから変えればよいのに更にまた新しいものに変えようとまた購入を続ける。

文章に書くと自分が何をしてるのか意味がわからない。もはや病気です。

日常の自分の最適解が分からなくなって苦しくて、常にイライラしてメイクポーチの中身を引っ掻き回したり、どれを変えたら完璧になるだろうかと考えたり真剣に悩みました。でも答えは見つからない。

苦しい日々を過ごす中で、大月はとある夢を見ました。それは昔の情景で、父が私にこう言います。

「完璧じゃなくていい、7割でいいんだよ」

この言葉は、小さい頃から事ある事に言われ続けていたものでした。今までは「ああ、また言ってるな」と思っていたその言葉が、夢を見た瞬間から鮮明に私の心の中に浮かびます。

「あ、完璧にしようとしたらあかんわ」

そう思い、寝る前に見ていたであろうコスメのホームページを朝にそっと閉じました。

完璧であろうとすればする程に、今ある自分に目を向けることが出来ず、後悔ばかりが募っていく毎日。きっと父はそんな私をとっくの昔に見抜いていたのでしょう。その夢を見てようやく気付くことが出来ました。

今でも、物欲は無限で、完璧であろうとするあまり自分を見失いかけることもありますが、そんな時は「7割の自分で十分」と「お金を使わなくてもしあわせ」の言葉を唱えています。

意識を変えない限り、永遠に消費と浪費は続くのだと認識した回でした。

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